事業内容

助成事業

福祉援助・助成決定一覧表

[平成27年度]
(平成27年7月27日)
○施設・団体への助成
番号地区名称希望品目
1 米沢市 あゆみ園 室内フェンス設置工事
2 天童市 天童市地域活動支援センター
もみじの里
ノートパソコン2台
3 鶴岡市 ケアハウス いっしょいよ 石油温風機1台、液晶テレビ1台
4 尾花沢市 特定非営利活動法人 はながさ 業務用冷凍冷蔵庫1台
5 山形市 山形地区精神障がい者を守る会
 略称 こまくさ会
モノクロ複合機1台
6 山形市 NPO ぷらっとほーむ A4モノクロ複合機1台
7 山形市 公益社団法人
認知症の人と家族の会山形県支部
プロジェクター及びスクリーン一式
8 新庄市 ふれあいサロンひと休み・いっぷく 業務用冷凍ショーケース1台
9 米沢市 かにの家 テーブル7台
10 山形市 NPO 東北リレーションシップ 視覚障がい疑似体験セット
(特殊メガネ40個、白杖20本)
11 米沢市 キッチンから・ころ スタッフユニフォーム(各10着)
<ハンティングキャップ、コックコート、サロンエプロン>
12 山形市 特定非営利活動法人 うさぎ村 籐回転座椅子 10脚
○全県的な範囲の催事・行事大会・団体への助成
13 山形市 県内の視覚障害者の皆さんへ 点字カレンダー(700部)
合計13件

ふれあいサロン ひと休み・いっぷく(新庄)

活動風景
憩いの場涼も提供

新庄市の駅前通り商店街にある「ふれあいサロン ひと休み・いっぷく」。最上地域障害者施設等ふれあい交流協議会が運営母体となり、指定障がい福祉サービス事業所「すぎのこハウス」(佐藤明美所長)の利用者が実際の運営を担っている。

利用者2、3人が常駐し、訪れる人たちをもてなす。休憩所として市民に利用されるほか、最上地域の障害者たちが製作した縫製品、木工品、陶芸品の販売所としての機能もある。

お菓子も扱うが、これまでは冷蔵ショーケースしかなく、日持ちがしなかったため、販売期間や数量が限られていた。冷凍ショーケースの助成を受けることで取扱品を充実できる。佐藤所長は「アイスやかき氷も販売したい」と話した。

キッチンから・ころ(米沢)

活動風景
利用者店を切り盛り

米沢市のキッチンから・ころは、引きこもりに悩む人とその家族を支援するNPO法人「から・ころセンター」(伊藤正俊代表理事)が運営する就労支援施設。大人の発達障害を抱える人を対象に2014年7月、置賜初の就労継続支援B型事業所としてオープンした。

工業団地に隣接し、昼時ともなれば工場の従業員や営業マンたちで満席になることもしばしば。店を切り盛りするのは、同センターの利用者や元利用者ら6人だ。調理や配膳、皿洗いなどをしながら、働く意欲や自己肯定感を育む一方、店員同士のコミュニケーションも欠かさない。

贈られるのはコック服やエプロンなど、そろいの制服10人分。帰属意識を高め「店が彼らの居場所になればいい」と伊藤代表理事は語る。

いっしょ いよ(鶴岡)

活動風景
自宅での生活応援

鶴岡市の介護保険事業所「いっしょ いよ」(釼持朝子代表)は、デイサービスや訪問介護を組み合わせ、利用者が自宅で生活するための支援をしている。

緩和ケア認定看護師として市内の病院で勤務経験がある釼持代表が昨年6月に開所した。病気を抱える子どもや高齢者、障害者を幅広く受け入れ、これまで約480人が利用。一軒家を改築した施設で自由に過ごしてもらったり、訪問ケアを行ったりして利用者とその家族の心身を支える。

利用者の食事や交流の場である台所に液晶テレビを置くほか、故障したファンヒーターの替わりに石油温風機を設置する。釼持代表は「テレビは話題作りに役立つので、大切に使いたい」と話す。

天童市地域活動支援センターもみじの里(天童)

活動風景
パソコン講座を拡充

天童市地域活動支援センターもみじの里は精神障害者や引きこもりの人の活動の場で、技能の取得や創作活動を通じた自立、就労支援を行っている。

利用者の家族が2004年に設けた小規模作業所が前身で、06年に運営母体のNPO法人もみじの里(佐藤清司代表理事)を設立。09年に市の委託を受けて同センターの事業を開始し、障害者相談支援事業も手掛けている。周辺市町の42人が登録。パソコン、手芸、園芸、木工の各講座のほか、清掃活動や野外行事に取り組んでいる。

人気のパソコン講座は機器の故障で使えるのは1台のみ。贈られる2台を心待ちにしている。佐藤代表理事は「心から感謝し、利用者のために活用したい」としている。

うさぎ村(山形)

活動風景
介護経験から開設

山形市のNPO法人うさぎ村は同市東原町3丁目で、要支援・要介護者向けのデイサービスや託児サービスなどを提供している。

堀越忠義村長は20年ほど前、父親が突然、介護の必要な状態になり、どう対応したらいいか悩んだ経験がある。同じ悩みを抱える人たちの助けになりたいと2008年、空き家を借りて改築し、福祉関係の仕事で同僚だった佐藤しのぶさんと「うさぎ村」を開設した。

利用者はスタッフと一緒に新聞を読んだり、思い出話に花を咲かせたりしながら、ゆったりとした時間を過ごしている。贈られるのはとうの椅子。使い続けてきた椅子のがたつきがひどくなり希望した。堀越村長は「法人会員や近所の方々に支えられ続けてこられた。支援は本当に助かる」と話した。

(2015年7月15日 山形新聞)
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